黒い砂漠 黄色装備パラーシは作る価値があるか(2026年9月):公式数値を並べる、物々交換勢はまず手を止めろ
台湾サーバーは8月27日のメンテナンスで最上位の黄色船装備を実装した——重帆船のパラーシ、板屋船の青雲だ。同時に新しい島青沙島、新しい海の怪物リンバークも追加された。
前回の重帆船+物々交換 完全ガイドの結論は「緑装備+10のアドバンスで十分に始められる」だった。今回の改版はそれを覆すのか?覆さない。ただ新しい天井を一枚追加してきた——そしてその天井の値段を計算し終えたとき、私は思わず笑ってしまった。
先に結論を言う。パラーシは良い装備だ。だが値段設定を見れば分かる——これは「これで稼ぐ人」向けの買い物ではない。「もう稼ぎ終えた人」向けの買い物だ。
まとめ
| あなたの状況 | やるべきこと |
|---|---|
| まだ緑装備、または奇羅が半分だけ | パラーシは完全に無視していい。まずチロを4点揃えろ |
| チロ+10が4点揃っていて、物々交換に専念している | やってもいい。ただし下の計算を先に見てから決めろ |
| リンバークを狩りたい、海戦をやりたい | これこそパラーシの本来の用途だ |
| 板屋船をやっている | 青雲は交易所に出品できない。自作するしかない |
| 買うべきかどうかだけ知りたい | 交易所で+10が1点1,660億〜2,420億シルバー。4点あれば物々交換を660〜970周は回せる |
データの出所
数字はすべて台湾サーバー公式8/27アップデート告知から取った。強化確率表、素材数量、交易所価格帯を含む。装備数値についてはBDO Codexと北米・欧州(NA/EU)サーバーのパッチノートでも突き合わせた。
まず用語の話をひとつ。この黄色装備、公式表記は「パラーシ」だ。BDO Codex日本語版で確認済みの正式名称もこれで、エフェリア港で船装備を売っているNPCと同じ表記になる。中華圏のコミュニティ記事、特に改版前のテスト鯖情報をそのまま転記したものだと「帕拉西」という綴りの近い誤記が広まっているが、指してるのは同じ装備だ。
(余談:前回の記事では「トゥロ」と書いてしまったが、BDO Codex日本語版で確認したところ正式表記は「トロ」だった。「波のブラックストーン」も正式には「荒波のブラックストーン」。どちらも今回の記事で直している。)
一、8/27改版で何が追加されたか
- 重帆船の黄色装備「パラーシ」:全16種。アドバンス/バランス/ボランテ/バロールの4系統それぞれ専用
- 板屋船の黄色装備「青雲」:青沙島の青雲船舶部品工房で製作
- 新しい島「青沙島」:古い造船技術を受け継ぐ村。板屋船システムの新拠点
- **新しい海の怪物「リンバーク」**と新しい狩り場:黄色装備素材の供給源
装備体系は今こうなっている。混同しないように:
| 等級 | 重帆船 | 板屋船 |
|---|---|---|
| 緑 | トロ | ヘモ |
| 青 | チロ | 碧渓 |
| 黄 | 🏆パラーシ | 青雲 |
二、パラーシはどこで作る、何が要る
製作場所はエフェリア3番房屋「船舶部品工房」2段階目。板屋船の青雲は青沙島にあり、こちらとは別扱いで共通しない。
設計図の入手には2つの道がある:
- 50億シルバーで「パラーシのエフェリア重帆船部品改造許可証」を購入する
- または夕焼け色の珊瑚の精髄2個とパラーシの設計図を交換する(板屋船は4個必要)
装備1点を作るごとに必要な素材:
| 素材 | 数量 |
|---|---|
| 設計図 | 10 |
| 堅固な珊瑚の支柱 | 125 |
| 荒い波が刻まれた合板 | 75 |
| 深紅の珊瑚が眠る接着剤 | 50 |
| +10チロ(対応する部位) | 1点 |
ここが本題だ。 パラーシはチロの代替品ではない。チロの上に乗る上部構造だ——青装備を4点フルで揃え、それぞれ+10まで強化して初めて、黄色装備に手を出す資格が生まれる。前回の記事で計算した通り、チロ4点の製作素材だけをカラスコインで全買いすると約17万コインかかる。そのコインはもう払い終えている前提で、パラーシはその上にさらに積み上がるだけだ。
三、本当の落とし穴は強化にある
黄色装備の強化には夕焼けの荒波のブラックストーンを使う(夕焼け色の珊瑚の精髄1個+荒波のブラックストーン100個を加工して作る)。公式告知に載っている完全な確率表:
| 段階 | 基本確率 | 基準レイヤー数 | レイヤー適用後 | クロン石 |
|---|---|---|---|---|
| +1 | 3.00% | 70 | 24.00% | 0 |
| +2 | 2.00% | 100 | 22.00% | 290 |
| +3 | 1.50% | 125 | 20.25% | 360 |
| +4 | 1.25% | 130 | 17.50% | 380 |
| +5 | 1.00% | 145 | 15.50% | 400 |
| +6 | 0.85% | 150 | 13.60% | 420 |
| +7 | 0.70% | 155 | 11.55% | 440 |
| +8 | 0.55% | 165 | 9.63% | 460 |
| +9 | 0.40% | 185 | 7.80% | 480 |
| 🏆+10 | 0.25% | 240 | 6.25% | 540 |
しかも失敗すると段階が下がる。それを防げるのはクロン石だけだ。
+10の「基本確率0.25%」なんて数字はどうでもいい。ヤバいのはこっちだ。基準レイヤー数240——6.25%にたどり着くには、240層分の失敗を積み上げてやっと届く数字ってことだ。クロン石540個は1回の試行ごとに払う保険料で、失敗すればそのまま消える。
確率6.25%の試行は、期待値でいえば16回に1回成功する計算になる。16回×540個で、クロン石8,600個あまり——しかもこれは1点の装備の最後の1段階だけの話だ。
四、自分で強化したくない?交易所の値段はもっと凶暴だ
パラーシはグローバル交易所に出品できる。公式告知にも登録価格帯がそのまま載っている。
| 強化段階 | 価格帯 |
|---|---|
| +0 | 530億 – 780億シルバー |
| 🏆+10 | 1,660億 – 2,420億シルバー |
4点フルセット+10なら、6,640億〜9,680億シルバー。
前回の記事で計算した物々交換の収益と比べてみる。1周回=T7交易品10個=約1B(10億シルバー)。
つまり:660周回から970周回、そこまで回してようやく+10パラーシ1セットが買える。
韓国プレイヤーの実測では、T7の3ルートを回し切るのに最低80分かかっている。1日10周回すとしても——これはかなり勤勉なペースだ——1セット揃えるのに2〜3ヶ月、その間は休まず、他には何も買わない前提だ。
💬 私の見立て:この値段設定には、「これで稼いで元を取る」という道筋が見えない。これは投資ではなく消費だ。しかも、稼ぎ終えた後でようやく検討資格が得られる類の消費だ。板屋船の青雲はもっと露骨で、公式に交易所への出品不可と明記されている。自作するしかなく、課金で近道することすらできない。
五、結局これは何をくれるのか
装備の数値そのものは確かに上がっている。ここは疑いようがない。
| 部位(+10) | 数値 |
|---|---|
| 艦砲ダメージ | 55,220(アドバンス)/60,500(バランス)/66,490(ボランテ)/72,600(バロール) |
| 装甲 | DP 95、耐久 200,000、ダメージ減少 19.4% |
| 船首像 | DP 95、速度 10.5%、ダメージ減少 19.4% |
| 帆 | 速度 12.5%、旋回 21%(アドバンス)/23%(バランス)/18%(ボランテ・バロール) |
積載量については、未強化のパラーシ装甲だけで**+3,650 LT**、さらに食料+175,000が付く(BDO Codex、ボランテ型)。
艦砲ダメージ、DP、ダメージ減少、耐久——この4つは全部、戦うための数値だ。 バロール型の艦砲ダメージ72,600は、物々交換をやる人間には何の意味もない。航路の途中で誰かと撃ち合うわけではないのだから。
六、物々交換勢はやるべきか
私の答えは**「やるべきではない、ただし次の2条件を両方満たす場合を除く」**:
- チロ4点がすでに+10でフル装備済みで、他にもっと割のいい使い道がお金にない
- 本当にリンバークを狩りに行く、あるいは海戦をやる
理由は単純だ。物々交換において、積載量こそが収益を決める唯一の本当の数字だが、その限界効用は直線的ではなく階段状だ。前回の記事で計算した通り、空荷重が22,000 LTを超えれば、T7を10個満載しつつ十分な船員も乗せられる。その線を超えた分の積載量は単なる余裕であって、1周回あたりの稼ぎを増やしはしない。
パラーシがもたらす戦闘系の数値は、2港ルートを回している人間にとってはほぼゼロ価値だ。
🏆 物々交換勢は:引き続き+10チロを使い、6,000億シルバーは他のことに使え。 逃げ道:すでにチロがフル装備で、シルバーが余って使い道に困っていて、なおかつリンバークを狩り始めたい → それなら装甲から作れ。積載量への影響が一番大きいのはそこだ。
七、リンバークの狩り場:新素材はどこから来るか
黄色装備素材の供給源は、新しい海の怪物リンバークとその狩り場だ。ドロップにはリンバークの角、骨、鱗、エキス、そして夕焼け色の珊瑚の精髄が含まれる。
リンバークの部位はカラスコイン交換員のところで荒波のブラックストーンに交換できる:
| 素材 | 交換できる荒波のブラックストーン |
|---|---|
| リンバークの骨 ×1 | 8 |
| リンバークの鱗 ×1 | 12 |
| リンバークのエキス ×1 | 20 |
この交換ルートは、まだチロを作っている段階の人にとっては黄色装備そのものより実は役に立つ。チロの強化は荒波のブラックストーンを大量に消費するので、安定した供給源が増えるのはいいことだ。
八、よくある誤解
- 「黄色装備が出たら、青装備はもう用済み」——逆だ。+10チロ1点はパラーシ1点を作るための素材であり、青装備は時代遅れになるどころか必須品になった。
- 「パラーシは積載量が増えるから、物々交換勢は絶対作るべき」——増えるのは事実だが、すでに満載ラインを超えている人にとっては、増えた分の積載量は金にならない。
- 「バラーシとパラーシは別の装備」——同じものだ。公式表記はパラーシ、コミュニティではバラーシと書かれることが多い。
- 「青雲もパラーシと同じように買える」——買えない。板屋船の青雲は公式に交易所出品不可と明記されている。
- 「+10は0.25%しかない、あれは作れるわけがない」——0.25%は裸強化の確率で、240層まで積めば6.25%になる。難しいのは事実だが不可能ではない。ただ、金がかかるだけだ。
FAQ
Q:一言で言うと、作るべきですか? この質問をまだしている時点で、答えは「作るべきではない」だ。本当に作るべき人はそもそも聞かない。チロがすでにフル装備で、シルバーの使い道に困っていて、リンバークを狩りたい人たちだ。
Q:では、この数ヶ月お金をどこに使えばいいですか? チロ4点を+10まで揃える、海洋水晶(ルサルカ優先)、船員数のコントロール。この3つを合わせた効果は、パラーシ1点よりはるかに大きい。詳細は前回の記事を参照。
Q:+0を買って自分で強化すれば安く済みますか? +0は530億〜780億、+10は1,660億〜2,420億で、その差はおよそ1,000億。その1,000億を使って+1から+10までの強化区間を自分でやることになるが、どの段階でも失敗すれば段階が下がり、1回ごとに数百個のクロン石が要る。この帳簿はどちらが得とも言い切れない。自分の運をどう見積もるか次第だ。
Q:台湾サーバーには実装されましたか? されました。8月27日メンテナンスで実装。韓国サーバーと北米・欧州(NA/EU)サーバーは8月26日で、台湾サーバーはその1日後です。
Q:この記事の数字は古くなりますか? なります。交易所の価格帯は公式告知時点の登録価格で、相場によって変動する。強化確率表は公式が調整しない限り安定している。価格系の数字は、動く前に一度自分で交易所を確認してほしい。
裏が取れなかった数値
本当は「チロ+10 vs パラーシ+10の積載量比較表」を用意したかった——物々交換勢が本当に見たいのはそこのはずだ。
だが見つからなかった。公式告知にはパラーシの各段階の積載量数値が載っていない。載っているのは艦砲ダメージ、DP、ダメージ減少といった戦闘系の数値だけだ。BDO Codexで見つかったのも未強化の+3,650 LTのみ。又聞きの情報源で一組の対照数字を出している人もいたが、裏取りできる出典が見つからなかったので、それを根拠に結論は出さない。
だからこそ、上の六節での私の結論は「積載量の限界効用は階段状である」という論理の上に組み立てていて、確信の持てない数字の上には組み立てていない。今後、公式か信頼できる情報源が積載量の完全な表を出したら、この記事に戻って補足する。
本記事のデータは2026-09-06時点で確認。台湾サーバー2026-08-27アップデート告知を基準とする。ゲーム用語はBDO Codex日本語版の公式表記に準拠。
出典
- 台湾サーバー公式2026-08-27アップデート告知(パラーシ/青雲、素材と数量、強化確率表、クロン石数量、交易所価格帯、青沙島とリンバーク)
- 北米・欧州(NA/EU)サーバー パッチノート(各型の艦砲/装甲/船首像/帆の+10数値)
- BDO Codex:パラーシの装甲(ボランテ)(未強化積載量+3,650 LT、食料+175,000)
- Inven Global:8/26改版ハイライト(改版概要、リンバークのドロップ)
- 当ブログの前回記事:黒い砂漠 重帆船+物々交換 完全ガイド(1周回=1Bの収益基準、22,000 LTのライン、チロ素材コスト)